
Torregalli (Ospedale San Giovanni di Dio)
トレガッリ内のCUP予約窓口
CUP予約センター (Centro Unico di Prenotazione)
公立の病院・機関での予約とキャンセルについて
私のフィレンツェでの体験です
(※追記あります Libera Professioneについて)
※予約に必要なのは
ricetta medica とTessera Sanitaria
1.電話での予約とキャンセル
最初は電話を利用していました。ricettaに書かれている検査の内容と、右上にある番号を言うと空き状況を調べてくれます。
氏名は担当者が聞きとれるようにスペルを1文字ずつ言うのですが、中には面倒なのか、「保険証の番号を言って下さい。」なんていう人もいました。番号を入力するとコンピュータに名前が現れるというわけ。予約が取れたら日時と場所をメモします。料金は聞くと教えてくれました。
電話番号と受付時間 携帯からも可
Call Center per prenotare e disdire appuntamenti (ASFのサイト)
※電話では予約出来ない検査もあります。
2.CUP窓口
窓口に並んでいる人をみて、電話で済む話なのに何故わざわざ並ぶんだろ、と思っていたものですが、後で私も窓口を利用するようになりました。検査や診察が2つ以上あったりする場合、電話では説明がややこしくなって来たためもありますし、対面だと、この検査機関は市内のどのあたりにあるとか、他の機関でもこの病院の医師が診察します、などと教えてもらうこともできます。
予約時間と場所、検査前にやること、持って行くものなどを書いたA4の紙をその場で印刷して渡してくれるので、その点聞き間違えということもなく安心です。料金やキャンセル用の電話番号も明記されています。
CUPの窓口はASL(保健所)や病院にあり、その他 薬局などでもできるようですが私は利用したことがありません。
窓口と受付時間の一覧がASFのサイトにあります。
http://www.asf.toscana.it/index.php?option=com_content&view=category&id=41&Itemid=74
CUP予約ができる薬局のリスト
ただ、窓口によっては長く待たされることもあります。
「この検査で予約できる日は今のところありませんね」というのを聞くために2時間待った
こともあれば、15分しか待たなかったのに「来週あります」と言われた時もあります。
ここに写真を載せたトレガッリではあまり長く待った経験はありません。
(※あくまで経験です。早朝などお年寄りで混んでいるかも)
どうやら、検査機関によっては予約を受け付ける時期と全く受け付けない時期があるらしいし、私が一番悩まされるのがマンモグラフィーの予約です。コンピューターの画面を見もせずに、「これは今無いですよ~」とricetta medicaを突き返されることもあります。
そういう場合は「また来て下さい」と言われ、がっくりと肩を落として帰るか、バールで
やけ食いをします。

病院内のバール
予約が取れても2カ月先、などという場合でも、とりあえずそれで予約を入れてもらい、後日窓口に行って「もう少し近い日に空きがないですかね~」と聞きに行ったこともあります。すると、「明日空いてますよ。行きますか?」との返事。な、なにぃ~!?と、びっくりしますが、もちろん「行きます。」誰かがキャンセルしたんでしょうね。その場で新しい予約を取ってもらってから、古い予約をキャンセルする手続きをしてもらいます。
こういう事もあるので、時々は、長く待たされるのを覚悟で違う窓口に行ってみたりして運だめしをしております。
3.オンライン
先日も書いたのですが、オンラインで予約とキャンセルができるそうなのですが、まだ利用したことがありません。最初に登録が必要なのかな?将来使ってみることがあれば書いてみます。
ASFのサイト www.asf.toscana.it
→医療費を郵便局やオンラインで払えるの?
4.Libera Professione
この制度があまり飲みこめていないのですが、決まった専門医に診てもらう仕組みで、公立病院での診察でも料金は全額負担だそうです。義母が利用していて、「ずっと同じ先生に見てもらうことは大事」と言います。まだ自分では利用したことがないのですが、こういう制度もあるということで、書いてみました。詳しくは家庭医などにご相談下さいね。私の場合は婦人科での診察で毎回医師が変わるのでちょっと考え直さないといけないかなと思っているところです。
(※追記 Libera Professioneを2013年6月に利用した時の記事へのリンクを下に貼りました)
電話番号と受付時間
Prestazioni in Libera Professione
※
私立の機関では直接その機関に電話して予約できます。料金は全額負担ですが、
予約がすぐに取れることが多いので、早く検査や診察を受けたい時はこちらを利用しています。
私の経験としてはこんなところですが、イタリアの他の地方や、ヨーロッパの他の国ではどんな状況なんでしょうね。何年か前ですが、帰国に合わせて検査を予約してみようと日本の病院へ国際電話を入れたところ、「来週ですか?そんな先でいいんですか?」と言われたことを思い出します。なんてすばらしい国!!
...とここまで書いて、日本でも病院で待たされたり、支払方法が変わったり色々あると聞いたことを思い出しました。大きな病気となると本人、家族が大変なのはどこに居ても一緒かもしれませんね。
※追記
Libera Professioneを2013年6月に利用した時の記事へのリンク
◆ マンモグラフィー 笑う女医 Libera Professione(1) 2013/6/20
◆ マンモグラフィー 笑う女医 Libera Professione(2) 2013/6/21
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