イタリア乳がん体験 -13- 放射線治療 タンクトップで、それとも...
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ピサ植物園にて

2009年8月
治療開始日の連絡があるまで、夫とシエナやピサなどへ日帰りで行ったりしていました。
ピサへは斜塔ではなく、植物園へサボテンを見に行ったのですが、とても暑かったのを覚えています。


2009年8月25日 放射線治療 開始 (サンタ・キアーラ)

初日。受付に行くと、私が何も言わないのに「今日からですね。座ってお待ち下さい」と言われました。東洋人の患者が私だけだったんでしょうね。

呼ばれてエレベーターで地下へ降りると着替え用のブース3つがありました。とても狭く、太った患者さんは入れないのでは、と思うほどでした。そこで上半身裸になり、ひもの細いタンクトップを着ました。照射用のベッドに横たわった時点でひもを下げて胸を出し、終わるとまた着てブースに戻ります。

照射は右からと左わき、各2分ずつぐらい。この日は印をつけるために針を刺されました。
その後、がん専門医による診察。聴診器でまず聞いて、わきの下、首、胸の触診。
他の治療は何をしているか、タモキシフェンを飲んでいるかを聞かれました。

帰りに受付で渡されたスケジュール表を見ると、平日の毎朝10:50に治療となっていました。

最初の3回は夏休み中だった夫も付き合ってくれ、終わると旧市街地でぶらぶらしたり、見学したりしましたが、せっかくの夏休みをこういうことに使わせてしまい、
申し訳ないなと思っていました。

毎日の治療は、日によって、早めに開始する時もあれば、待たされる時もあり。
他の患者さんも決まった時間帯に来るので顔なじみになります。
聞くと私の前の人も後の人も乳がんの患者さんでした。

一人は同世代の女性で、のぼせと汗のため、いつも首の後ろにTシャツを巻いていました。リューブリン注射の副作用とのことでした。この人は、タンクトップも何も着ず、バッと脱いでそのまま照射室に入り、終わると胸を張って出て来てました。リッパなバストとその堂々とした態度に「おおー」と感心したものです。

もう一人は60代ぐらいで、「以前に左胸の手術をしたが、10年経って右側にもがんが見つかった。以前にあったがんが大きくなったのではなく、別のものなので、あまり心配していない。友人や知り合いに検査は大事だから受けるように勧めている。」、と言われていました。

今思い出すと、他の人たちと話したくなる日と、どういうわけかしゃべりたくない日があったように思えます。そういう時はあいさつだけして終わったらさっさと家に帰っていました。

頭にスカーフを巻いている女性も来られてましたが話す機会がありませんでした。
車いすに乗って家族に付き添われていた患者さんは、普段挨拶しても返事もしてくれないのに、ある日、「さようなら」と皆に手まで振って帰って行ったので、長い治療が全部終わったのだなとわかりました。うれしそうな顔でした。

治療が半分ぐらい終わった頃、がん専門医がチェックに来ました。放射線をあてた胸の状態を見ていました。問題なしとのことでしたが、この数日後あたりから、胸は赤く変色していて、肌がガサガサするような感じでした。

胸には、経験者に勧められたカレンドゥラというクリーム (Crema Calendula)を塗り、
体を洗う時は、 Bagno Mare GUAM (海藻成分入り)を使っていました。

最後の3回は傷口だけに照射します。と言われ、もうすこしで終わりだなぁ、と思っていたら、翌日、治療に出かけようとしている時に、「今日は機械の調子が悪くてできません」と電話があったり、「次回は技師の研修があるので延期です」ということもありました。

2009年10月3日
ついにやってきた最終日には、技師がIn bocca al lupo(グッドラック)と言って送りだしてくれました。医師の診察があり、書類にサインし、3ヶ月後の12月の診察の予約を入れてもらってようやく終了しました。


→ イタリア乳がん体験 -14- 手術・放射線治療後の体の調子は? に続く



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Top▲ | by hpopone | 2012-04-25 08:59 | イタリア乳がん体験

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